【平和の火・列島リレー in 南伊豆】
6月1日、夕方前に南伊豆下田にあるピーススクールに到着すると、既に子供達の元気な声が聞こえてきました。鈴木リサさんが主催するここピーススクールは、近所に住む子供達が、自然の中で遊んだり、いろいろな物を作ったり、そして英語を話してみたりと、いろいろな事が体験できる緑に囲まれた場所です。今日はここで子どもから大人までいろいろな人が集まり、平和について話し合ったり、考えたりしました。
囲炉裏に平和の火を灯し、子供達はジャガイモを銀紙に包み焼きました。でき上がるまでの間、囲炉裏を囲んで平和の火の事や原子力の事など、新しく出会った方々どうしお話をしていました。
暗くなってきた頃、ピーススクールの12角形の建物の中に集まり、みんなでキャンドルに火を灯しました。部屋全体がキャンドルの優しい光に包まれ、自然とみんな静かになります。そして近所に住む大塚さん夫妻にお話をしていただきました。
最初に広島の原爆で被爆されたお父さんを持つ清子さんが話し始めてくれました。清子さんは被爆されたお父さんはそのことについてなかなか口を開こうとしなかったと教えてくれた後、それでもその日の事をいろいろ教えてもらった事を私達に伝えてくれました。ピカッと光った事、黒い雨の事などなど、そして弟さんが白血病で亡くなったことなど、子孫何代先まで続くか分らない核の恐ろしさを話していただきました。僕は、清子さんはキャンドルに灯された炎が亡くなったお父さんや弟のように見えてきて辛いとおっしゃっていたのを聞いて、今までこの火で灯してきた炎の一つ一つは「頼むからもうやめてくれ」と訴える原爆や原子力発電所の事故など、核に苦しみ死んでいった人達の魂のように感じました。
次に高校で教師をなさっている大塚郷之(のりゆき)さんは、戦争の悲惨さ、原子力の恐ろしさ、現在自分達が何も知らされていない間にどんどん進んでいる戦争への準備などを具体的な内容を交えてお話してくださいました。今から62年前の技術で作られた広島・長崎に落とされた原子爆弾は、今私達の住んでいる近くに平気な顔をして建っている原子力発電所が扱っている核エネルギーに比べ、どれほど小さな威力であったかという事。その小さな威力で何十万人の命を奪い、今でも苦しめ続けているという事。今、政府が大急ぎで決めようとしている憲法の事。本当の苦しみを知っている人達が死んでいき、今、戦争を知らない人間達が過ちを繰り返そうとしている事。など、平和は本当にもろいものであるということをさすが先生、みんなに分りやすくお話していただきました。
また、アメリカで軍隊を経験した事がある下田の住民デイビッドが、平和とはどういう状態か?世界中で戦争が全く起こっていない日は過去にあったのか?など日本人とは違う視点で感じている平和への思いを話してくださいました。
そして、みんながそれぞれの思いを気軽に話せる時間が続きました。最後に平和へのメッセージを皆さんから頂き子供達の元気が切れかかってきた頃、満月が森を照らす中、皆さんそれぞれの家庭へと帰っていかれました。
今日のような、「平和」の事をみんなで考えたり話し合ったり、じゃあこの先どう生きていけばよいのかなど、情報を共有しあったりする場が持てた事は、僕にとってすごく嬉しい事でした。「平和の火」か僕達をここに運んでくれて本当に良かったと心から思いました。
はからめ
http://www.hacarame.com/
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★平和の火を囲炉裏に

★みんなで作るスケッチブック

★平和の火を前に

★それぞれのキャンドルに火を灯します。

★大塚清子さんのお話

★大塚郷之さん

★集まっていただいた皆さん
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