村上弘明主演、1980年に公開された8人ライダー対銀河王について

仮面ライダーが誕生したのは1971年のことです。21世紀の現在でも続いている人気のヒーローで、TV放映だけでなく映画も公開されているのです。ここでは、劇場版仮面ライダーシリーズの中でも、8人ライダー対銀河王について説明します。この作品が公開されたのは1980年のことで、ある点で注目を集めました。それは、主人公であるスカイライダーが強化されて最初の登場だったからです。TV放映の中でスカイライダーは他の仮面ライダーの特訓によってパワーアップし、体の色が濃い緑から黄緑色に変化しました。どのように強くなったのか、当時の子供たちは気になっていたのですがそれが初公開されたのがこの作品だったのです。タイトル通り相手は銀河王という、世界征服を企む生命体で人間体ではなく、コンピューターのような存在です。Σエネルギーという強力なパワーを持つエネルギーを狙い強力な怪人を日本に送り込んできたのです。このエネルギーを悪用されてしまえば、日本はおろか世界中が悪の手の中に入ってしまうという危険の中で8人の仮面ライダーが勢揃いするのです。8人の内、素顔で登場するのは主人公のスカイライダーのみで現在でも人気の俳優、村上弘明が演じています。現在では時代劇や刑事ドラマで渋い役を演じることが多い村上氏ですが、実は仮面ライダーがデビュー作で、今から40年ほど前の映像を見てもかなりのイケメンで現代でもトップクラスだと言われています。どこか初々しさを感じられる演技を、現在と比較して見てみるのも面白いかもしれません。仮面ライダーの劇場版では、登場する怪人がTV放映で倒されて復活した怪人ばかりだったのですがこの作品では劇場版のみの怪人が登場するなど、新鮮な気持ちで見ることができます。公開時間は45分ですが、その中で様々なアクションが繰り広げられ人間模様も様々に描かれるなど短い時間ではありますが、詰め込み過ぎておらず最後までスッキリと見られます。